医療機関の方へ
保険の適用について
FDG-PET/CT検査の保険適用ガイドライン
保険適用の概要
当院にて保険診療を行っている疾患は下記の通りです。下記に該当しない場合は保険適用外となります。
1.てんかん | 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する。 |
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2.心疾患(ポジトロン断層撮影算定) | 虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。 |
3.悪性腫瘍(早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む。) | 他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない患者に使用する。 |
4.高安動脈炎等の大型血管炎 | 高安動脈炎等で大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない患者に使用する。 |
- 心サルコイドーシスでのご依頼の場合は、絶食等詳細につきましてPETセンターまでお問い合わせください。
- 虚血性心疾患および高安動脈炎等の大型血管炎につきましては保険病名での検査依頼を受け付けていません。
(補足事項)
- 平成22年4月以前の保険適用要件でした、肺癌、乳癌、大腸癌、頭頚部癌の要件の「他の検査、画像診断により癌の存在を疑うが、…」および膵癌の要件「他の検査、画像診断により膵癌の存在を疑うが、腫瘤形成性膵炎との鑑別が困難な患者」につきましては、病理診断を施行したが確定診断が得られなかった場合又は医学的な理由(生検リスクが高い等)によって病理診断が困難であった場合については、臨床上高い蓋然性をもって悪性腫瘍と診断されれば、適用となります。※疑義解釈資料(平成22年4月30日付事務連絡):厚生労働省保険局医療課
- 「悪性リンパ腫の治療効果判定にPET・PET/CTを行った場合も、転移・再発診断の目的に該当する」との見解が出されました。※疑義解釈資料(平成24年3月30日付事務連絡):厚生労働省保健局医療課
依頼から検査報告までの流れ
医師(もしくは看護師や事務担当)よりご依頼のお電話をいただき、検査日時を決定いたします。
※受診者様の病名や状態などをお伺いする場合があります。
※手術・治療などで検査結果をお急ぎの際は、この時点でご相談ください。
当院所定の依頼書(診療情報提供書)をご記入の上、FAXをお送り下さい。
※保険適用の適否、受診者様の状態の確認を行います。
併せて、事前に撮影されましたCT・MRIの画像データ(又はフィルム)や検査データのご準備をお願いします。(患者様がご持参するか、検査日に間に合うようにご郵送くださいますようお願いいたします。)
内容を確認後、当院より検査日時を記載した「予約報告票」を主治医宛てにFAX(郵送)いたします。
以上で予約確定となります。
ご予約確定後、受診者様へは受診のご案内などの検査資料をご自宅へ郵送いたします。
※入院中の方は、主治医(病棟)宛てに検査資料を郵送(FAX)いたしますので、受診者様へお渡しください。
検査前日(前日が土・日・祝の場合は前営業日)に注意事項の確認のため、受診者様へお電話いたします。
※入院中の方は、病棟詰め所(担当看護師)へお電話いたします。
検査当日、PET/CT検査受診
検査結果はレターパックで主治医宛てにお送りしております。
検査結果のお届けまでに通常約1週間ほどお時間をいただいております。
※手術や治療などで結果をお急ぎの場合は、ご依頼時にご相談ください。都度対応させていただいております。 なお、検査当日にご相談があった場合は、対応できない場合がありますので事前にご相談いただきますようお願い します。
医療機関からのご予約※PET/CT佐世保への予約も下記よりお願いします

診療情報提供書PDFのダウンロードはこちら
申込み・お問い合わせ
住所 :〒854-0063 長崎県諫早市貝津町3015
医療法人 祥仁会 西諫早病院 癌研PET/CT画像診断センター
FAX :0957-25-1288
ご協力をお願いします
- 当院では所見精度をあげるため、事前に撮影されましたCT・MRIの画像データ(又はフィルム)や検査データのご持参(郵送)をお願いしております。
お手数ですが、受診者様へお渡しいただくか、検査日に間に合うようにご郵送ください。
※データのご持参がなかった場合、当院医師が必要と判断した際は、お取り寄せのご連絡をさせていただくことがございます - 検査前6時間の絶食※が必要となります。(※心サルコイドーシスは22時間前)水・お白湯のみお飲みいただけます。
ご入院中の方は、点滴(高カロリー輸液など)も検査6時間前から禁忌となります。
生食など糖分の入っていないものへ切り替えていただくか、点滴を止めていただきますようお願いします。
血糖値が高いと病変の検出が困難になる場合があります。 - DM薬の内服やインスリンは絶食中は中止してください。
- 除細動器や持続型のインスリン注入器を使用している方は検査ができません。
- PET検査前の1週間以内に胃や腸のバリウム検査をした場合、正確な結果が得られないことがあります。
※上記のことをお守りいただきませんと、正確な検査ができなくなるため、後日に延期や検査時間を変更させていただくことがあります。ご了承ください。