備えあれば憂いなし
先日、管理栄養士より私たち言語聴覚士に非常食試食の声掛けがありました。
これは嚥下障害のある人でも、安全に食べられるか、みて欲しいという依頼でした。
今年の正月、石川県能登半島でM7.6の大きな地震があったことは、皆さんの記憶に新しいかと思います。
昨今、自然災害が多い日本では、感染症や災害が発生した場合であっても、必要な介護サービスが
継続的に提供できる体制を整えておくよう、国が義務付けています。
当施設でも災害時に備えて、非常食の準備を進めています。非常時は、電気も水道もストップする
可能性が高いため、調理をせずに提供することが必要です。入所者の中には、咀嚼や嚥下機能が低下した
方もいらっしゃいます。そのような方にも対応した食事でなければなりません。
試食した商品は、ご飯とセットになったカレーです。少しスプーンで叩いたり、混ぜたりする
だけで具材が歯茎でつぶせる硬さ、更には丸呑みしても大丈夫な食事形態に変化させることができる
そうです。
さて、味はどうでしょうか??
見た目以上に味はしっかり付いていて、冷めてもそれなりに美味しかったです。また、口の中で
まとまりやすく、咀嚼をあまり必要としないため、嚥下機能が低下している入所者でも安全に
食べれるのではないかと思いました。
皆さんのご家庭でも、いざという時のために防災グッズの準備はされていますか??
非常食研究所より(https://hijyoshoku.com/unifoods7/)
リハビリテーション部 山田